産業用ロボットSIer 300社掲載

2021.09.30

埼玉県で産業用ロボットを導入するならお勧めのSler3選

自社工場への産業用ロボットの導入を検討していますか?
今回は、埼玉県に拠点がある産業用ロボットのSIerを3社ご紹介します。

  • 株式会社カネショー
  • ヤマヤE&S株式会社
  • グローリー株式会社

それぞれ強みは異なるため、自社が導入したいシステムに合った企業を選びましょう。

株式会社 カネショー

基本情報

株式会社カネショーは、1970年に創業した、埼玉県さいたま市を本社とし、千葉県と中国に工場を有するSIer会社です。

創業以来、モノの搬送に特化したサービスを提供しており、飲料・食品、自動車、物流関連を初め、幅広い業界における生産ラインの省人化・無人化を実現します。

構想・設計からアフターフォローまで、一貫したサービスを提供しているのが強みです。

企業の生産ラインに合ったオーダーメイドのライン設計はもちろん、KNSブランドとして定番の生産ラインをモジュール化し安価に販売しているのも特徴です。

数多くの企業に納入した実績を活かし、生産ラインの合理化に貢献します。

対応業種食品、自動車、紙・樹脂、IT・電子機器、医薬品関連など
対応プロセス搬送システム、画像認識
住所埼玉県さいたま市岩槻区府内3丁目6番90号
URLhttps://kns-kanesho.co.jp/
ロボットスクールの有無
ロボットショールームの有無

導入実績・導入事例

導入事例1:プリフォーム搬送設備

材料のプリフォームからペットボトルを成形し、自動で搬送を行うシステムです。

飲料を始めとする液体充填ラインは、生産能力の高速化や品質基準の厳格化に伴い、導入ハードルも上がっています

カネショーでは多数の飲料メーカーに納入した実績があり、経験を生かした素材選びやシステム構成により安定した生産が実現可能です

様々なメーカーの搬送機を扱っているため、最適な構造と価格の生産ラインを構築することができます。

導入事例2:トランスミッション部品マシン間搬送機

トランスミッションの製造において、工程間の搬送や加工機への投入・取り出し、部品の組み立てまでを行える搬送機です。

製造工程間の搬送や材料の投入・取り出しは工数がかかるため自動化のニーズは高いですが、作業者がいるため安全性が課題として挙げられていました。

カネショーでは低推力で動作し、人との接触によって自動停止する装置を採用することで、本質安全な省人化・自動化システムを構築できます

ヤマヤE&S株式会社

基本情報

ヤマヤE&S株式会社は、1948年に創業した埼玉県の企業です。

工作機械から作業工具、搬送機械、配管部品など、各種機械・工具の販売が主力ですが、2017年にFA事業部を設立し、産業用ロボットの中古販売やレンタルも開始しています。

自動化システムの構想・設計にも対応しており、各種メーカーのロボットを利用して最適なシステムの構築に貢献します。

また産業用ロボットの知見が無い人に向けてロボットスクールを定期的に開講しており、ロボットの仕組やティーチングなどを学ぶことも可能です。

対応業種金属、機械加工など
対応プロセス自動化装置
住所埼玉県熊谷市伊勢町38
URLhttps://www.ymy-sk.com/
ロボットスクールの有無
ロボットショールームの有無

導入実績・導入事例

導入事例1:作業台協業ロボット「ROBOBASE」

「ROBOBASE」は、機械加工や組立工程において、組立や検査、バリ取りを人とロボットが協業して行う自動化システムです。

機械と人が協業する場合、産業用ロボットでは安全上問題があり、協業ロボットでは作業スピードが遅いという問題がありました。

ROBOBASEでは、高速動作に定評がある株式会社不二越製の単腕ロボットを利用し、作業効率の大幅な向上が実現します。

またロボットを下段、人の作業場を上段に分け、ロボットが作業したワークを上段に渡すことで、作業者が安全に作業を行うことができます

導入事例2:自動打ち抜きプレスシステム

人手に頼っていた、ワッシャーの打ち抜きプレスを完全自動化したシステムです

プレス工程は3K(きつい・汚い・危険)の現場であり、作業者への負担の高さが問題となっていました。

そこで、プレス母材を1枚ずつピッキングし、多列・多穴プレス打ち抜きを行い、端材のスクラップを回収するまでの工程を全て自動化することで、作業者負担の大幅軽減を実現しました。

母材を上下左右に動かすことで正確にプレスを行い、習熟化によって作業効率・歩留まり向上も実現しています。

グローリー株式会社

基本情報

グローリー株式会社は、1950年に創業した、兵庫県に本社工場があり埼玉県にも工場が設立されている企業です。

硬貨計算機の開発・販売が主な事業ですが、2017年より協業ロボットを用いたインテグレーションサービス「ASROF」に力を入れています。

カワダロボティクス製の人型ロボット「NEXTAGE」と、カワサキロボット製の双腕ロボット「duAro」を使い、人とロボットが同時に活躍する生産環境を構築可能です。

協業ロボットは単純な作業だけでなく、画像認識を使った目視検査、カメラとハンドを使った機能検査も行えるため、幅広い工程を省人化・無人化することができます。

対応業種生産用機械、輸送用機械、金属製品、電子部品・デバイスなど
対応プロセス搬送システム、生産ライン省力化・無人化、画像認識
住所埼玉県加須市古川2-4-1
URLhttps://www.glory.co.jp/
ロボットスクールの有無
ロボットショールームの有無

導入実績・導入事例

導入事例1:ロボットSIサービス

「NEXTAGE」を生産ラインに導入することで、多品種生産など、自動化の難易度が高い生産ラインの省人化を行うことが可能です

多品種変量生産における梱包作業は、自動化へのハードルが高く、また作業者の人数に依存して生産量が限られるという問題がありました。

ASROFでは、ベルトコンベヤの速度を検知して作業速度を変え、画像認識で種類を判別し適切な作業を行うことで、多品種変量生産の自動化を実現しました。

また協業ロボットなので安全柵もいらず、作業場に人とロボットが一緒に仕事できる環境を構築できています。

実際に、製品の箱入れ、添付文書挿入から外箱の蓋閉め、製函、段ボールへ梱包までの一連のプロセスに「NEXTAGE」を3台導入することで、包装・梱包工程の担当人員を8名から1.2名へ削減できた実績があります。

まとめ

埼玉県における産業用ロボットのSIer企業を3社ご紹介しました。

  • 株式会社カネショー
  • ヤマヤE&S株式会社
  • グローリー株式会社

それぞれ得意とするシステムは異なりますが、3社とも生産ラインの省人化や自動化を一から依頼できる企業です。

実例を参考に、自社で実現したい省人化や自動化工程をイメージし、最適な企業を選んで利用してください。

産業用ロボットを活用し、人件費の削減や人手不足の解消を実現しましょう。

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