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三重県で産業用ロボットを導入して自社工場の自動化を検討されている方へ、三重県に拠点がある産業用ロボットのSIerを３社をご紹介します。

• 株式会社シリックス
• 株式会社サイトウ工研
• 中部オートメ株式会社

この記事では上記３社の基本情報や導入事例について解説します。

株式会社シリックス

基本情報

株式会社シリックスはFA（ファクトリーオートメーション）のトータル施工サービスカンパニーを目指し常に進化し続けるSIerです。

株式会社シリックスは1983年8月に三重県四日市市に本社を構え、FA現場での豊富な実績と経験、そして情熱がお客様の求められる＋αのご提案を可能にしています。

FAシステムの自動化ノウハウの徹底追及により、差別化を図りオンリーワンになるものを研究、開発し、「産業界の多くのお客様にお役立ちするオンリーワン企業」をめざす情熱ある企業です。

会社名のSERIXは「System」「Engineering」「Repair」「Inspection」「X-unknown」の頭文字からなっており、顧客のよりよいパートナーでありたいという思想が込められています。

導入実績・導入事例

バリ取りロボットシステム

双腕ロボットによるバリ取り装置で構成されています。

双腕ロボットは人間のような複雑な動作が可能となっており、垂直多関節ロボットでは不可能な動きを実現しています。

双腕ロボットのハンド部には左腕でツールボックス開閉ハンドを持ち、ツールボックスを開けて右腕でツールを取り出し、ワークを把持しながらバリ取り作業を行います。

バリ取り作業が終了したら、左腕ハンドをほうき把持ハンドに持ち替え、掃除を行うものとなっています。

SS-IoT（シリックス・シンプル・IoTソリューション）の導入

単層のインフレーションフィルム成形機へSS-IoTを導入することでリアルタイム監視が可能になっています。

導入前の課題として作業者が１人で複数の成形機を監視していたので、フィルムが巻きあがるまでに何度か見回る必要がありました。

また、各成形機が作業者から見える場所に設置されていないので、トラブル発生に気づかずに装置停止による生産ロスが発生していました。

システム導入後はスマートフォンやPCで装置の状態をリアルタイムでモニタリングできるようになり、装置トラブルの早期発見が可能になっています。

株式会社サイトウ工研

基本情報

株式会社サイトウ工研は1945年10月に三重県四日市市に斉藤熔接工作所（旧名）を創設、既存生産設備の自動化、ラインビルダーとして積み重ねてきたノウハウを提供し続け、1969年7月に現在の株式会社サイトウ工研となりました。

各種機械装置、各種製造ラインの企画・設計・製造・据付・調整・立ち上げからメンテナンスに至るまで一貫した対応や、既存設備の改造、修理も対応が可能など小回りのきいたサポートが株式会社サイトウ工研の強みです。

導入実績・導入事例

自動配繭装置

世界遺産「富岡製糸工場」に導入された自動配繭装置です。

養蚕農家から工場に運ばれた繭は乾燥して一旦大きな倉庫に蓄えられ、煮繭機に投入されます。

蒸気を使って煮上げた繭をお湯ごとバケツに移して、糸繰り機に運ぶのがこの配繭機です。

自動配繭装置導入前は全ての作業を人手で行っていて大きな負担となっていました。

工場内の天井をぐるりと一周するレールは、左右だけでなく上下にもカーブすることができます。

搬送設備の導入実績

反転装置：大型のワークを素早く反転させることが可能です。

トラバーサ：作業工程に合わせて経路を選択します。

上下振り分けコンベア：省スペース化を実現しながら生産効率を向上できます。

特殊装置の導入実績

積載梱包装置：ワークの整列や自動梱包が可能です。

ソーター＆スタッカー：ワークを自動でサイズ別にソーティングしたり積載することが可能です。

自動加工・印刷設備：専用装置と多関節ロボットを組合せて多品種に対応可能です。

中部オートメ株式会社

基本情報

中部オートメ株式会社は1985年1月に三重県多気郡に本社を設立、FAｼｽﾃﾑ装置の製造・販売における事業活動において地域社会と連携しながら発展してきました。

各種機械装置、各種製造ラインの企画・設計・製造・据付・調整・立ち上げからメンテナンスに至るまで一貫した対応や、既存設備の改造、修理も対応が可能など小回りのきいたサポートが株式会社サイトウ工研の強みです。

導入実績・導入事例

自動組付・配置装置

パーツフィーダーから供給された成形部品を固定カメラで角度などを認識し、スカラロボットへ伝達して決まった向きで組付治具へ配置する構造になっています。

組付治具は自由長より縮めたスプリングが飛び出さないようにシャッターして組付ける構造になっています。

配置装置はパーツフィーダーに部品を投入してカメラで確認後、必要な部品と不要な部品で切り分けることが可能です。

変位センサ検査装置

セットされた製品の溶接部にレーザー変位センサを走査させてワーク形状を計測する装置です。

レーザー変位センサをXY軸直行ロボットへ搭載し、1箇所の溶接部に対して0.1ｍｍピッチで合計30回の計測データをパソコンへ送信しワーク形状を計測します。

自動ネジ締め装置

組合せ2軸ロボットに搭載したネジ締めユニットで、治具にセットされた部品にネジを締める装置です。

ネジ締め部の構造はガイドで規制しながらネジ締め位置へ移動後し、ネジの締付けを行う構造になっています。

また、ネジ締め時のトルクとネジ締め高さを装置でチェックするので最適な条件を選定することが可能です。

まとめ

今回は三重県で産業用ロボットを導入するならおすすめのSIer３社をご紹介しました。

株式会社シリックスは顧客にとってオンリーワンな存在であり続けようという情熱溢れる企業であることがわかりました。

株式会社サイトウ工研、中部オートメ株式会社は長年の実績と企画・設計・製造・据付・調整・立ち上げからメンテナンスに至るまで一貫したサポート体制で顧客満足度向上に務める企業であることがわかりました。

いずれのSIerにおいても、豊富な開発・導入実績のノウハウを活かし、多様な顧客のニーズに柔軟に対応する信頼ある企業です。

今回ご紹介したSIerの記事を参考にしていただき、自社のFA化について、是非前向きに検討ください。