産業用ロボットSIer 300社掲載

2021.09.30

千葉県で産業用ロボットを導入するならお勧めのSler3選

千葉県で産業用ロボットを導入して、工場の自動化をお考えであれば、是非ご検討いただきたいSlerがあります。

  • ハイテック精工(株)
  • ラインワークス
  • レステックス

この記事では上記3社の特徴をご紹介いたします。

ハイテック精工(株)

基本情報

ハイテック精工(株)は昭和39年12月設立、従業員数60名です。

本社は千葉県千葉市に本社・熱処理事業部がある他、同市内に自動化システム事業部を展開しています。

事業内容は以下の通りです。

①熱処理事業

「工具・金型の熱処理加工」、「精密部品、非鉄金属・ステンレス部品などの熱処理加工」、「熱処理をともなう部品の加工と表面処理」

②自動化システム事業

「搬送システム」「ロボットシステム」、「部品供給装置」、「各種専用機と周辺機器などの設計・製作・販売」設立当初は工具の熱処理事業を展開して、工具鋼用特殊熱処理技術を確立しました。

その後、昭和41年から自動化システム事業を立ち上げ、工場の自動化装置の開発に着手しました。

現在、自動化システム事業ではモノ作りの人手不足を解決する手段として、ロボットとその周辺機器、自社製コンベアを組み合わせたシステムを提供しています。

設計、制御、調整、据え付けまで一貫した体制で製造しています。

対応業種機械、電子機器、自動車、食品
対応プロセス搬送ロボット、協業ロボット、組立ロボット、ビジョンシステム
住所千葉市花見川区千種町62番地
URLhttp://www.hightech-seiko.co.jp
ロボットスクールの有無
ロボットショールームの有無

導入実績・導入事例

導入事例1 協業ロボットによるワーク箱詰めシステム

協調安全ロボットシステムは、従来のロボットと違い、安全性が高く人とロボットの作業エリアを分ける必要がありません。

スピードやパワーが小さかったり、接触時に瞬時停止するようにセンサーで制御されています。

スピードやパワーが無い分、作業速度や内容に制限がありますが、安全柵が不要だったり、安全装置の設置が不要になるメリットがあります。

ハイテック精工では成型機から搬出された製品を、段ボール箱に箱詰めする作業を協業ロボットで自動化しました。

作業手順は以下の通りです。

  • ①段ボールの空箱を自社製のコンベアで協業ロボットに供給
  • ②成型機から搬出された樹脂製品を、吸着ハンドを用いて把持してパレタイズ収納
  • ③段ボールの1段目を隙間なく製品で埋めたら、同じ協業ロボットで中敷きを敷く
  • ④中敷きの上に2段目の樹脂製品を並べていく(以降繰り返し)

協業ロボットのシステム化に加えて、画像処理技術を活かしたパレタイズを実現しました。

導入事例2 加工機/加工ラインでのワーク給排

小型マシニングセンターや複合加工機、検査・洗浄工程などのワーク搬送を6軸ロボットを利用してシステム化しました。

ハイテック精工のロボットシステムの特徴は、カメラを使用して品種追加を容易にするといった柔軟なシステムです。

株式会社ラインワークス

基本情報

(株)ラインワークスは1981年4月設立。

本社工場は千葉県千葉市、同市内にスマートファクトリーを展開、その他に中国江蘇省に「中国太倉事業所」を展開しています。

事業内容はロボットシステム、昇降式ポジショナー、超大型設備などを扱っています。

ロボット分野への取り組みは、1994年からです。

「ロボット搭載昇降式4軸ポジショナーSKETTE ROBOシリーズ」を開発しました。

その後、「ロボット走行台車シリーズ」や「6軸重量物複合ロボット」などを開発し、「千葉ものづくり認定製品」に認定されました。

2016年には三菱重工の航空宇宙システム製作所で、ボーイング787の主翼塗装ロボット用走行装置を納入、その後もロボット溶接装置の開発などを展開しています。

対応業種機械、電機、建築業
対応プロセス溶接ロボット、重量搬送
住所千葉県千葉市花見川区千種町53番地
URLhttps://lineworks.info/
ロボットスクールの有無
ロボットショールームの有無

導入実績・導入事例

導入事例1 溶接ロボット支援システム

「旋回」「回転」「昇降」をポジショナーで行い、「走行」「前後移動」をロボットで行います。天吊りロボットを利用することで、床置きロボットのシステムに比べると1/2のスペースに収まります。

任意のポジションと、ロボットの姿勢制御によって、コーナー部などでも高品質な溶接が可能です。溶接作業に限らず仕上、バリ取り、マテハン作業にも応用が可能です。

導入事例2 ロボット走行台車「スライダーシリーズ」

『スライダーシリーズ』は走行軸と昇降軸と前後軸の3軸を組み合わせたシステムです。スライダーに6軸ロボットを搭載して、ロボットの可動範囲を広げています

ロボットの可動範囲や移動速度は以下の通りです。

  • 走行軸のストロークは3~20m、速度は最大20m/min
  • 昇降軸のストロークは1~4m、速度は最大5m/min
  • 前後軸のストロークは0.75~2m、速度は最大20m/min

それぞれの軸は任意停止が可能で、繰り返し停止制度は前軸とも±0.3mm以内です。走行フレーム幅をコンパクトにして、省スペースを実現しています。使用するロボットは国内外の主要ロボットに対応しています。

粉塵やスパッタなどの影響を受けずに、ロボットの外部軸制御で連続強調溶接が可能です。

株式会社レステックス

基本情報

(株)レステックスは2011年12月設立、従業員数は10名です。

本社は千葉県松戸市、他には山梨県に支店があります。

また千葉県松戸市に「未来のひろば」というショールーム施設を展開していて、産業用ロボットの実機を使ったデモ作業を体験できます。

事業内容は以下の通りです。

  • 産業用ロボットシステム開発
  • 協業ロボット関連
  • 温調機器&システムの開発・製造0
  • 各種試験装置の開発・製造

レステックスは設計企業(空調・液温調器の筐体、制御の設計・製造)の開発部門から、2011年12月に独立、創業しました。

温度制御や運動制御プログラム設計、装置製造のノウハウをもとに、IoT、AI、ロボットなどのシステムインテグレータとして活動しています。

対応業種自動車
対応プロセス協業ロボット、バリ取りロボット
住所千葉県松戸市西馬橋蔵元町21
URLhttps://restex.co.jp/
ロボットスクールの有無
ロボットショールームの有無

導入実績・導入事例

導入事例1 協働ロボット一体型システム「TM-REX」&「FC-REX10L」

協業用ロボットは産業用ロボットの中で、安全機能を強化して利便性を高めたロボットです。

レステックスでは協業ロボットと周辺機器を組み合わせたパッケージ販売をしていて、購入して即現場に適応させることが可能です。

具体的には協業ロボットを高さ調整可能な昇降架台(ストローク300mm)に載せて、キャスタやアジャスタを付けて調整・移動を可能にしています。

また伸縮性のある架台を使用していて、地震の揺れを抑える構造になっています。ハンドは標準で電動2爪グリッパ、もしくは電動吸着ハンドを選択することができます。

初期設定を済ませたセーフティーレーザースキャナーを標準で装備していて、納入当日からでも動作が可能です。レステックスでは以下の2種類の協業ロボットのシリーズを展開しています。

  • TM-REXシリーズ:カメラを標準で搭載して、操作性を改良して多機能化
  • FC-REXシリーズ:FANUC製CRXシリーズを搭載して、信頼性・耐久性とサポートを充実

導入事例2 アルミ製品のバリ取り工程ロボットシステム

自動車産業などで多く使われているアルミ製品は、ダイカスト工程で金型の隙間に入り込んだ鋳バリの問題が常に発生しています。

鋳バリの除去では作業者の手作業で行われることが多く、粉塵などの安全性で問題があります。また少量多品種の生産をしていると、単純に自動化することが難しくなります。

レステックスでは、ダイカスト工程で製品を冷却した後に、鋳バリを除去するロボットを導入しました。鋳バリの除去にはビジョンカメラを用いて、製品の品種や姿勢を判別してそれに合ったバリ取り作業をします。

バリ取りロボットの導入により、仕上作業者を3名から2名に削減することができました。

まとめ

千葉県の産業用ロボットのSIer3社を紹介してきました。

  • ハイテック精工
  • ラインワークス
  • レステック

いずれのSlerにおいても、単なる単純作業をロボット化するだけにとどまりません。

ビジョンセンサーや協業ロボットなどの、高い付加価値を実現する提案をしています。

自動化による生産性の向上や、作業者の安全性の向上などの問題解決を達成するために、高度な技術レベルを持つSlerに相談してみてはいかがでしょうか。

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