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2023.06.21

「ロボティクス」とは?ロボットの活用される分野・業界を紹介

ロボットアームと通信ネットワークコンセプト

ロボティクスとは、人々の生活に馴染みつつある「ロボット」を活用するための科学技術です。これからの時代に欠かせないものですが、定義が分かりにくいこともあり、「ロボティクスってどういう意味?」「どのように活用されているの?」と疑問に思っている方も多いでしょう。

そこで本記事では、ロボティクスの概要や機能、活用される分野を紹介します。この記事を読むと、ロボティクスの基礎知識が理解でき、ロボット導入の検討材料として活用できるでしょう。

ロボティクスの意味

自動車生産ライン上の溶接アーム

ロボティクスとは、「ロボット工学」と呼ばれることもある単語で、ロボットの構想・設計・製作・制御をするための科学技術です。昨今、ロボティクスは、製造業や飲食業などさまざまな分野で用いられています。

ロボティクスは、企業活動を継続するうえで欠かせない存在となっています。技術の発展やロボット市場の拡大もあり、ロボットは人々の生活に馴染み深いものになりました。こうしたロボットを適切に活用するため、いかにロボティクスを進化させていくかが重要視されています。

ロボティクスの定義を深く理解するには、混同しやすい単語との違いをまとめておくのがよいでしょう。

単語定義ロボティクスとの違い
オートメーションロボットが人間に代わって作業をすること意味の対象が異なる。ロボティクスはそのロボットを活用するための技術
RPAPCのマウスやキーボードの操作を記録し、事務作業を自動化することPCにフォーカスしている。ロボティクスよりもミクロな概念を指している

オートメーションとRPAについては、後の項目でも詳しく解説します。

有する機能

自動車生産ライン上の溶接アーム

ロボティクスを理解するために押さえておきたい機能としては、以下の4つがあります。

  • 作業の自動化
  • プロセスの自動化(RPA)
  • データ分析
  • 認知機能の代替

上記の機能について、それぞれ詳しく解説します。

作業の自動化

ロボティクスにおける作業の自動化とは、いわゆる「オートメーション」であり、ロボットが人間に代わって作業をすることです。例えば、レストランで時折見かける「配膳ロボット」は、人間に代わって客のところまで料理や飲み物を運びます。

作業の自動化には、以下のようなメリットがあります。

  • 業務効率化
  • 人件費の削減
  • ヒューマンエラーの削減
  • 人手不足への対応

特に昨今では、慢性的な人手不足に対応する方法として、作業の自動化が注目されています。

プロセスの自動化(RPA)

ロボティクスにおけるプロセスの自動化(RPA)とは、PCでしている事務作業を自動化することです。主にマウスとキーボードの2つの操作手順を記録し、それを自動化することで、既存の事務作業の効率を大きく改善できます。

プロセスの自動化のメリットは、基本的には作業の自動化と同じです。単純な事務作業から解放された従業員が、より付加価値の高い仕事に携わるようになるため、モチベーション管理・改善の手法としても優れています。

データ分析

ロボティクスにおけるデータ分析とは、データ収集と分析を自動化することです。例えば、ロボットに稼働に関するデータを収集するためのセンサーを取り付ければ、データの蓄積を自動化できます。

蓄積されたデータは、AI(人工知能)によって分析され、異常がないかどうかの確認作業が行われます。その結果、常に工場の稼働が最適化され、スムーズかつ効率的な生産が可能です。このように、IoTやAIの活用は、企業活動に大きなメリットを及ぼします。

認知機能の代替

ロボティクスにおける認知機能の代替とは、「光」や「音」などを認知できるロボットを活用し、人間に代わって作業をすることです。例えば「物体認識」は、認知機能の代替の典型ともいえます。

認知機能の代替ができるロボットは、ビジョンセンサによって物体を認識し、「認識された部品をつかむ」などの動作につなげられます。「認識→動作」は、人間であれば無意識で行えますが、ロボットに代替させるには複雑な計算などが必要です。ロボティクスは、こうした人間らしい動作を実現しています。

活用される分野

医療分野におけるロボティクスの研究

ロボティクスが活用される分野といえば、製造業のイメージが強いかもしれません。しかし昨今では、飲食業や医療業、運送業、農業などさまざまな分野でロボティクスが注目されています。ここでは、分野ごとの活用事例を紹介します。

製造業

作業・プロセスの自動化はもちろん、データ分析や認知機能の代替など、工場の稼働を最適化・効率化するためのロボティクスが広く活用されています。将来的にはIoTやAIが導入され、生産がすべて自動で行われる工場も増えてくるでしょう。

飲食業

飲食業で主に活用されているロボティクスの機能は、作業の自動化です。例えばBellaBotなど、昨今では配膳ロボットを導入するお店も増えています。他にも、盛り付け作業の自動化など、ロボティクスを活用する余地は大きいと言えるでしょう。

参考:テクノホライゾン株式会社|非接触時代のネコ型サービス/配膳ロボット

医療業

医療業で注目されているのは、「診察や手術などの代替」です。作業・プロセスの自動化はもちろん、適切な診察をするための「認知」「患者のデータ分析」など、ロボティクスの機能を広く活用できます。

現在は手術支援ロボット「ダヴィンチ」など、医療現場における補助的な役割として導入されるケースがよく見られます。

参考:東京医科大学病院|手術支援ロボット「ダヴィンチ」徹底解剖

運送業

配送業では、配送作業を自動化する「自動配送ロボット」が公道を走るようになり、大きく注目されています。トラックドライバーの長時間労働や、不在・持ち帰りの問題などを、ロボティクスで解決できる可能性もあります。

参考:株探|【特集】4月ついに解禁、運送業界の救世主「自動配送ロボット」で飛躍する7銘柄<株探トップ特集>

農業

農業の分野では、ロボティクスの機能のなかでも、主に「作業の自動化」が活用されています。例えば井関グループのロボットトラクタのような農作業を代替するものや、ビニールハウス内の生育管理を自動化するロボットなど、すでに多くの技術が導入されている状況です。

参考:井関グループ|ロボットトラクタ

まとめ

ビジネスとテクノロジー

昨今、DX化が注目されるようになり、さまざまな分野でデジタル技術の導入が進められています。人間がこれまでやっていた作業を代替するなど、効率的な企業活動をするためのロボットを作るには、本記事で紹介したロボティクスが欠かせません。

ロボカルでは、ロボット設備導入のプロたちが、業者探しから導入後のアフターサポートまでお客様に寄り添いながら対応させて頂いています。ご提案までは全て無料です。

ロボットの導入にお悩みの方は、ぜひお気軽にロボカルにご相談ください。

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