機械設計で副業するならCADスキルを活かすのがおすすめ!5つの業務例や3つの探し方を解説

CADスキルを活かせる副業案件は、年々増加しています。在宅でも対応できる業務も多いため、スキルと工夫次第で収入の柱をもう1本作れます。とはいえ、何から始めたらいいのか、どんな業務があるのか、なかなかイメージ方もいるのではないでしょうか?
そこで、この記事では以下の内容を解説します。
- 機械設計の経験とCADスキルを活かす副業の業務例
- 副業案件の探し方
- 副業におすすめの3D CADソフト
- 副業を行う際の注意点
これから副業に挑戦したい方にとっては必読の内容となっているので、ぜひ参考にしてください。
【在宅】機械設計で副業をやるならCADを活かそう!5つの業務例を紹介

「在宅で副業したいけど、機械設計の経験って活かせるの?」 「CADは使えるけど、副業につながるとは思えない…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
ところが、実際にはCADスキルを活かせる副業のニーズは年々増加しています。特に近年は、リモート業務の普及も後押しとなり、自宅で完結する図面作成や設計支援業務の需要が拡大しています。
そこで、こちらでは在宅でも可能な副業の業務例を5つご紹介します。
- 建築・設備系の図面作成
- 製造業向けの機械・部品設計図作成
- データ変換・トレース業務
- プロダクトデザインや3Dモデリング
- CADや機械設計に関する記事執筆
あなたのスキルに合った働き方を見つけてくださいね。それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. 建築・設備系の図面作成
建築設計事務所や設備会社から依頼されることが多い業務です。建物や空調・配管といった設備の図面作成を担当します。
基本的には2D-CADを使用しますが、案件によっては3Dでのモデリングが求められることもあります。在宅案件も多く、納期と品質を守れば柔軟に働ける点も魅力です。
2. 製造業向けの機械・部品設計図作成
製造業では、新製品の開発や既存製品の改良などのために、常に図面作成のニーズがあります。副業では以下のような業務の募集があります。
- 機械部品の設計図作成
- 設計変更に伴う図面修正
- 試作品のモデリング支援
この分野は3D-CADの経験があると特に有利です。工場の自動化機器を製造するFA業界のように図面の正確性が要求される分野では、図面作成の経験が重宝されます。
3. データ変換・トレース業務
難易度が比較的低く、副業初心者にも始めやすい点が特徴です。以下のような変換業務があります。
- 手書き図面 → CADデータへの変換
- 旧バージョンデータ → 新形式への変換
- 2D図面 → 3Dモデリング
特に設計部門が古い体制の企業では、図面のデジタル化が急務となっており、外注ニーズが根強くあります。CADの基本操作さえ習得していれば対応できる案件も多いため、副業スタートにはおすすめのジャンルです。
4. プロダクトデザインや3Dモデリング
よりクリエイティブな業務にチャレンジしたい方には、以下のようなプロダクトデザインや3Dモデリング業務もおすすめです。
- 製品イメージ用3Dモデルの作成
- 3Dプリンター向けモデルデータ制作
- AR/VR・ゲーム向けの3D設計
工業デザインに関心がある方や、Fusion360・Blenderなどの3Dツールが使える方に向いています。プロダクトの機能面を考慮した設計ができるという、機械設計出身者ならではの強みを生かせる業務だと言えるでしょう。
5. CADや機械設計に関する記事執筆
知識や経験を言語化できる方には、記事執筆の副業もおすすめです。以下のような記事執筆業務の募集は多くあります。
- 機械設計ツールの使い方解説
- 図面作成のコツやトラブルシューティング
- 専門メディア・企業ブログへの寄稿
自身の経験をもとにCADやCAEの操作方法、設計上の注意点などを文章化できると、記事単価も高くなりやすく、継続案件の依頼も見込めます。
機械設計の副業案件の探し方3選

「どこで仕事を探せばいいの?」という方のために、こちらでは代表的な仕事の探し方を紹介します。
- 求人・案件掲載サイトを使う
- クラウドソーシングを使う
- SNSを使う
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. 求人・案件掲載サイトを使う
効率的に副業案件を探したい方におすすめの方法です。特に、ロボカルのように機械設計に特化したエージェントを活用すれば、希望やスキルにマッチした案件を紹介してもらいやすくなります。
非公開案件や在宅可能な案件も多く、担当者のフォローも手厚いため、副業初心者であっても自身の経験やスキルを十分に生かせるでしょう。「CAD経験はあるけど自信がない」「副業が初めて」という方におすすめです。
2. クラウドソーシングを使う
以下のようなクラウドソーシングサイトでも、CAD業務の案件は掲載されています。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
幅広いジャンルの案件が掲載されているため、経験とマッチした募集を見つけやすい一方で、単価が低めの傾向があったり手数料が必要だったりと、大きく稼ぎにくいことは覚えておきましょう。
実績作りの場として活用し、経験が積めたら別のプラットフォームを利用して高単価案件にシフトするのがおすすめです。
3. SNSを使う
XやLinkedInなどで「CAD 副業」「図面作成 在宅」などのキーワードで検索すると、個人や企業が直接案件を募集していることがあります。単価が高かったり、継続依頼につながりやすかったりするため、機会があれば挑戦してみましょう。
SNSで仕事を得るためには、日頃からの発信が重要です。ポートフォリオや過去の実績を紹介する投稿を重ねて、普段から信頼を積み重ねていきましょう。
【個人利用可】機械設計で副業をする人におすすめの3D-CAD3選

「副業を始めたいけど、会社のCADソフトは個人では使えない…」と悩んでいる方のために、こちらでは個人で利用できるおすすめの3D-CADを紹介します。
- FUSION360
- FreeCAD
- DESIGNPARK
サブスクリプション型や無料で使えるツールも登場しており、コストを抑えながら副業にチャレンジできる環境が整ってきていると言えるでしょう。それぞれ詳しく確認していきます。
1. FUSION360
オートデスク社が提供する「Fusion360」は、個人利用・副業レベルでも十分に使える多機能3D-CADソフトです。以下のような多くの機能を持ちます。
- モデリング
- CAM(切削加工の経路設計)
- CAE(構造解析)
- レンダリング
- 2D図面作成
- データのクラウド管理
汎用性が非常に高いため、使用するソフトの数をなるべく減らしたいという方におすすめです。個人向けライセンスも用意されており、副業にも使いやすいソフトだといえます。
2. FreeCAD
無料で使えるオープンソースの3D-CADソフトです。初期費用をかけずに副業を始めたい方にぴったりです。以下のような特徴があります。
- パラメトリックモデリングに対応
- 基本的な設計作業が可能
- 自動保存やスクリプト機能も搭載
ただし、無料である分公式サポート体制は限定的です。副業中に使用し、トラブルが発生した場合に、外部に有料で委託する必要がある点には注意しましょう。
3. DesignSpark
DesignSparkは、初期費用・ライセンス料ともに無料で利用可能な3D-CADです。以下のような特徴があります。
- インストール後すぐに使用可能
- モデリング機能は最低限ながら直感的な操作が可能
- 電子部品や小物などの設計にも向いている
「そこまで高度な機能は不要」「最低限のモデリングだけできればOK」という方におすすめです。機能は限定的ですが、在宅副業でシンプルな図面を作成するには十分な性能があります。
機械設計で副業を行うときの5つの注意点

こちらでは、スキルを活かして副業をするうえで、注意しておきたいことを紹介します。
- 本業を第一にする
- クライアントのCADソフトを事前に確認する
- できないことを無理して引き受けない
- 契約条件を明確にする
- 年間収入が20万円以上になる場合は確定申告を行う
知らないで副業を始めると、トラブルに発展したり後悔したりするかもしれません。ぜひ最後まで確認してくださいね。
1. 本業を第一にする
副業に力を入れすぎて、本業に支障が出てしまっては本末転倒です。職場での評価に悪影響を及ぼすこともあるので、以下のように、副業に関してのルールを設けるのがおすすめです。
- 本業が忙しい時は副業を休む
- 副業は夜間や休日に限定する
- 毎週○時間と決めて取り組む
体調管理にも気を配り、継続可能なスタイルを確立するようにしましょう。本業を第一にしながらも、メリハリをつけて副業に取り組むことで、収入も生活スタイルもどちらも理想に近づけます。
2. クライアントのCADソフトを事前に確認する
CADデータの互換性は、案件に取り組むうえで非常に重要です。クライアントによっては特定のソフトやバージョンでの納品を求められる場合があります。
案件に取り組む前に、以下のような項目を確認しておきましょう。
- ソフト名(SolidWorks、Fusion360など)
- 保存形式(.STEP、.IGES、.DXFなど)
- バージョン指定の有無
クライアントが必要としているファイルの形式やバージョンを確認し、自分の使っているCADソフトでも対応可能かどうか確認してから実際の業務に着手するのがおすすめです。
3. できないことを無理して引き受けない
実務経験があるからといって、すべての案件に対応できるわけではありません。スキル以上の案件を無理に受けてしまうと、以下のような状況につながるリスクがあります。
- 品質の低下
- 納期の遅延
- クレーム・信頼失墜
自分の得意分野と不得意分野を客観的に整理し、確実にこなせる範囲で案件を受注しましょう。
4. 契約条件を明確にする
個人での契約は、企業同士の契約よりも「契約トラブル」が起こりやすいため、事前に条件をしっかり取り決めておくことが重要です。確認・明記すべき主なポイントは以下のとおりです。
- 納品範囲と完了定義:どこまでやったら納品とみなすのか
- 修正対応の範囲:「○時間以内の修正は無料、それ以降は追加料金」など明文化
- 請求タイミングと支払い条件:「月末締め、翌月15日払い」など
口頭ではなく、可能な限り書面で残しておくようにしましょう。
5. 年間収入が20万円以上になる時は確定申告を行う
会社員の場合、副業で得た課税所得(売上から経費を差し引いた後の金額)が年間20万円を超えると、確定申告が必要になります。副業を始めたばかりの頃は見落としがちですが、税務上のトラブルを防ぐためにも忘れないよう注意しましょう。
日頃から以下のように整理をしておくのがおすすめです。
- 売上・経費の記録を残しておく
- 領収書・請求書を整理しておく
- 会計ソフトの活用
収入が大きくなってきた場合、税理士に相談して手続きを任せたり、節税できるような手続きをしたりすることも考えてみてください。
【まとめ】機械設計で副業にチャレンジするならCADスキルを活かそう
機械設計のスキルは、在宅でも活かせる副業の幅が非常に広く、多彩な働き方が可能です。最初の案件獲得が大きな壁となるケースが多いですが、案件の紹介サービスなどをうまく活用して副業に挑戦してみてくださいね。
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