「理想を追い求めた先に、“自由”という働き方があった」制御設計エンジニア 花田さんのインタビュー

  • Facebook
  • X
  • はてな
  • LINE
  • Pocket

今回は制御設計エンジニアとしてロボカルがご紹介した案件にご参画されている花田さんにインタビューをさせていただきました。ロボカルとの出会いや独立してよかったこと、苦労したことなど多くをお話頂きました。

ロボカルとの出会い、印象

── まず初めに、ロボカルとの出会いについて教えてください。

花田さん:2022年に独立してすぐの頃、ちょうどメインでお付き合いしていたお客様との契約がなくなってしまい、ネットで「制御盤製作」などのワードを使って仕事を探していたんです。 そのときにロボカルを見つけました。

── 最初はどのような印象を持たれましたか?

花田さん:ロボットを扱っている会社、という印象が強かったですね。でも、それに強みを持っている点に魅力を感じましたし、自分自身もその周辺の配線や設計をやっていきたいという思いがありました。たしか当時はロボット導入のコンサルティングにも力を入れていた時期だったのではと思います。

ロボカルを利用してよかったこと

── 実際にロボカルを通じて仕事をされて、良かったと感じた点はありますか?

花田さん:個人で動いていると、どうしても営業や交渉の負担が大きくなります。そんな中でロボカルが自分の代わりに営業してくれている感覚があって非常に助かっています。また、個人の立場だと企業様から「この人は誰なのか」と疑問を持たれることもありますが、ロボカルが間に入ってくれることで信頼性が高まり、門前払いのようなことが減りました。後ろ盾になってくれているという安心感があります。

独立したきっかけ

── 独立されたきっかけについてもお聞かせください。

花田さん:もともとは父の仕事を手伝うかたちで独立したのが始まりです。その後、会社員として再就職し、もう一度自分の意思で独立しました。

── 会社を離れる決断には、どのような背景があったのでしょうか?

花田さん:前職では残業ができず、働いても働いても稼げなかった。でも今は、自分の裁量で働けて、やった分だけ収入になる。ルールや制限に縛られず、やりたい仕事に取り組めているのは本当に大きな変化です。さらに、どんな仕事を引き受けるかも自分で決められるので、納得感を持って仕事ができます。

── 苦労された点もあればお聞かせください。

花田さん:一社に深く関わっていたとき、部品の納品が遅れたことで案件自体が止まってしまったことがありました。その会社の外注のフォローまで任されていたため、負担が非常に大きくなってしまって。また、仕事が途切れた際に新しい案件を探すのも、最初の頃はなかなか大変でした。

ロボカルへの今後の期待

── ロボカルに対して、今後期待されていることはありますか?

花田さん:メーカーからの認知度・信頼度をもっと高めてほしいですね。それができれば、案件も増えて、エンジニアや協力業者も自然と集まると思います。

また、板金設計が得意なエンジニアが加わると自分の業務との連携も取りやすくなるので、そうしたスキル層の拡充も期待しています。企業様との間に入って、調整や交渉などもサポートしていただけると非常に助かります。

人手不足に対して感じていること

── 昨今、製造業界では人手不足が深刻な課題になっています。この点についてどうお考えですか?

花田さん:ブルーカラーの仕事に対する単価が安すぎるのが根本的な問題だと思います。責任やスキルが求められるのに、それに見合った報酬が得られない状況では人も集まりません。作業者のレベルに応じて適正な単価を設定し、判断力のある人材が評価される仕組みをつくるべきです。ロボカルを通じて優秀なエンジニアを現場に呼び、全体のレベルを底上げしていくことが必要だと思います。

今後挑戦したいこと

── これから挑戦していきたいことはありますか?

花田さん:日本の製造業をもっと強くしたいという想いがあります。そのためには、まず“できる人”をしっかり育てていくことが必要ですし、そういった方が報われる環境を整える必要があります。単価を適正にして、仕事ができる人が正当に評価され、幸せになれる業界にしていきたいですね。

これから独立を目指す方へ

── 最後に、これから独立を考えている方へのメッセージをお願いします。

花田さん:不安を感じるのは当然ですが、まずは行動してみることが大事です。やってみて初めて「何を知らないか」「何を学ぶ必要があるか」が見えてくる。その過程で壁にぶつかることもあると思いますが、少しずつできることが増えていきます。会社員のうちから取引先との信頼関係を築き、将来の選択肢を考えておくと良いです。最初は安くてもいいから、チャレンジして経験を積む。スキルを証明できるようになれば、単価の見直しも相談できます。仲間の仕事を手伝うところからでも始められますし、最初の一歩を踏み出すことが何より大切だと思います。

── 本日は本当にありがとうございました!

花田さん: ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

\ 専任アドバイザーが案件探しを徹底サポート /
非公開求人あり 無料登録して求人・案件を探す

インタビュイープロフィール


エンジニア
花田 健司(はなだ けんじ)
1985年、神奈川県茅ケ崎市生まれ。神奈川県立長後高等学校卒業後、父の会社へ跡取りとして入社し、制御配線及び盤製作の業務に携わる。10年ほどで父と折り合いが悪くなり独立するが、固定の客先が見つけられず先細りを感じ、同じFA系のメーカーへ入社。係長代理などを経て3年ほど勤めたが、やはり会社の意向と会わずに再独立し、株式会社ケーエス電機を設立。仲間を集め営業にも力を入れながら盤製作を中心とした制御設計業務に従事している。

インタビュアープロフィール


株式会社ロボカル 技術チーム
丸山 耀平(まるやま ようへい)

1996年、埼玉県生まれ。栄東高校を卒業後、東京電機大学へ入学。2020年にストラパック株式会社に入社し、FA部としてシステムラインの仕様検討から構想設計、見積作成、発注、納期管理、現場据付工事、オペレーション教育まで一連の業務に携わる。その他にもソフトの修正や設備改造、オーバーホール等にも対応。現在は株式会社ロボカルの技術チームとして従事。

  • Facebook
  • X
  • はてな
  • LINE
  • Pocket