生産技術エンジニアで副業は可能?おすすめ副業やメリット・注意点も合わせて解説

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「生産技術職だけど、副業で追加収入を得たい」
時間的拘束が厳しいなかで、できる副業はあるかな?」
などと考えていませんか?

生産技術職は、現場密着型の業務が多い職種です。さらに機密情報を扱う関係上、副業案件を見つけるのは難しくなっています。

しかし、副業を行うのが難しい生産技術職であっても、工夫次第で副収入を得ることは十分可能です。

そこでこの記事では、生産技術エンジニアができるおすすめ副業を5つ紹介します。加えて、副業を行うメリットや注意点も徹底解説しています。

具体的に副業を始める方法がこの記事1つで分かるので、ぜひ最後までご覧ください。

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【実情】生産技術職は副業では難しい。3つの理由を解説

率直にいってしまうと、副業で生産技術の業務をこなすのは難しいのが現状です。その理由を、以下3つの項目から解説します。

  1. 副業として外部に委託できる業務が少ない
  2. 情報やノウハウの漏えいリスクが高い
  3. 現場常駐や即時対応が求められる

1. 副業として外部に委託できる業務が少ない

生産技術職の仕事は工場や現場での生産ライン設計のような、現場密着型の業務が中心です。

現場密着型の業務は単発で終わるものが少なく、スポット的な副業案件として成立しにくいため、業務委託で他社やフリーランスに任せるのは難しくなっています。

また、現場を直接確認しながら進める作業が多いので、リモートワークや短時間作業で完結する業務がほぼない点も原因の1つです。

上記理由から機械設計などと比較して、副業として外部委託できる業務は限定的です。

2. 情報やノウハウの漏えいリスクが高い

生産技術職は、企業独自の機密情報やノウハウを多く取り扱う職種です。もし業務を外部委託した場合、他者を介して情報が漏えいするリスクが高くなります。

結果、製造企業は自社の利益やブランドを守るため、情報漏えいリスクの高い業務の外部委託を制限する傾向にあります。

とくに同業他社への委託は利益相反や競合リスクが高いため、自社の従業員にも厳しい制限を強いている企業が多いのが現状です。

3. 現場常駐や即時対応が求められる

生産技術職は設備トラブルや生産ラインの不具合など、現場での即時対応が求められる場面が多くあります。

緊急時には夜間や休日でも呼び出される可能性があり、現場に常駐して状況を把握しつつ、迅速な対応を行わなくてはいけません。

そのため、副業のように限られた時間やリモートで対応する働き方では、現場の即応性や安全性を確保できないのが現状です。

生産技術職に求められる現場対応力の高さから、副業案件はほとんど存在しません。

生産技術エンジニアにおすすめの副業5選

通常の生産技術業務は副業として始めるのが難しいため、ここでは生産技術エンジニアの知見やノウハウを活かせる副業を5つ紹介します。

  1. CADオペレーターとしての副業案件
  2. 生産技術の知識を活かした技術ライター
  3. 製造業向けのオンライン講師
  4. 生産技術職向けのYouTubeチャンネル運営
  5. 生産技術の知識を活かしたハンドメイド製品の販売

1. CADオペレーターとしての副業案件

生産技術職では、製造業に関するスキルが身につきます。自分のスキルを活かして、ココナラなどのスキルシェアマーケットやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトなどで、副業を始めましょう。

分かりやすいのが、CAD設計の代行です。クラウドワークスで「CAD」と検索すると、CAD関連の単発案件が続々と出てきます。

生産技術職で使用率が高い2DCADの案件も数多く見つかるので、業務で身につけたスキルを存分に活かせるでしょう。

CADや設計は市場需要が高く、未経験者と比較しても高単価の案件が狙いやすいのでおすすめです。

2. 生産技術の知識を活かした技術ライター

生産技術職の知見やスキル、資格を活かした、情報発信やライター業もおすすめです。文章執筆は場所や時間を選ばないため、日中は本業で忙しいエンジニアでもコツコツと進められます。

とくに専門性の高い人材が書いたWeb記事には多大な需要があり、クラウドワークスなどで「生産技術 ライター」と検索すると、比較的高単価の案件が見つかります。


また生産技術エンジニアとして、情報発信をするブログを制作するのも1つの手です。ブログをうまく継続できれば、将来的にさらなる副収入につながる可能性が高まります。

在宅で気軽に月1万円程度を稼ぎたいのであれば、ライター業は即金性が高くおすすめです。

3. 製造業向けのオンライン講師

オンライン講師はUdemyなどのプラットフォームを活用して、個人やグループ向けに授業をする副業です。Udemyで「生産技術」と検索すれば、多くの講座がヒットします。

引用:Udemy

パソコンやカメラなど最低限の機材があればよいので、初期不要もほぼ不要なのがメリットです。ただし、以下の準備が必要になります。

  • 教材を作る
  • 講座内容を定める
  • 集客する

報酬形態は時給制(3,000~5,000円)や講座単位(数千~数万円)が一般的です。人に情報を分かりやすく伝えるスキルが求められる代わりに、相応の報酬を得られます。

4. 生産技術職向けのYouTubeチャンネル運営

生産技術エンジニアのような、専門性の高い人が業界について話すYouTubeチャンネルには、一定の需要があります。

代表的なのが「生産技術の馬」チャンネルです。生産技術に携わるエンジニアが、業界や企業についてのさまざまな内容を話すチャンネルであり、なんと登録者10万人を突破しています。

直近で投稿されている動画内容は少し趣旨が異なりますが、それでも生産技術に関する知見やスキルをもとに、チャンネルを育ててきているのは事実です。

技術系YouTubeチャンネルは専門性が高いため、一般的なエンタメチャンネルよりも少ない視聴者数で収益化しやすいという特徴があります。

もし継続力に自信があり、動画編集ができる環境があれば、ぜひやってみてください。

5. 生産技術の知識を活かしたハンドメイド製品の販売

生産技術の業務での知識や経験を活かし、ハンドメイド製品を作って販売するのも有効な副業です。

たとえば普段3Dプリンターを業務で取り入れている方は、スキルを活かして3Dプリンターでオリジナル部品や小物を制作し、販売が可能です。

3Dプリンターで作れるものは、スマホスタンドなどの雑貨や模型、特定機器のカスタムパーツなど多岐にわたります。販路もさまざまで、メルカリヤフオクなど一般的なフリマサイトから、minneCreemaなどのハンドメイド専用サイトまで存在します。

引用:minne

高品質なものを継続して販売できれば、安定した副収入源になるので、ぜひ試してみてください。

生産技術エンジニアが副業時間を捻出する3つの方法

日々の業務に忙しい生産技術エンジニアが副業時間を捻出する方法を、3つ紹介します。

  1. 朝1~2時間早く起きる
  2. スキマ時間を有効活用する
  3. やるべきことの棚卸しを行う

1. 朝1~2時間早く起きる

朝の時間帯は本業や家事に圧迫されにくいため、集中して副業に取り組むのに最適です。

朝は脳疲労がなく、思考力や生産性が高い状態で作業できます。よって、短時間でも効率的に副業を進められます。

時間の確保には睡眠時間を削るのではなく、夜の過ごし方を見直して就寝を早めましょう。無理ない早起きを習慣づければ、生活リズムも整います。

健康面や本業への好影響も期待できるので、ぜひやってみてください。

2. スキマ時間を有効活用する

通勤時間や休憩時間は、必要な情報収集や細かいタスク遂行にうってつけです。スキマ時間を意識的に活用すれば、まとまった時間が取れない日でも副業の進捗を維持できます。

たとえコア業務に時間を割けなくても、タスク管理や先方への連絡など、細かい作業をスキマ時間で終わらせれば、作業効率は大幅に向上します。

スキマ時間の活用には、スマホやタブレットを携帯し、つねに作業できる環境を整えることが大切です。

3. やるべきことの棚卸しを行う

「やるべきことの棚卸し」とは、主にタスクの優先順位づけを指します。まずは自分が抱えているタスクややりたいことをすべて書き出し、可視化しましょう。

その後タスクに優先順位をつけ、タスク処理のために娯楽や休暇の時間をどれぐらい削れるか確認します。この棚卸し作業で不要な時間を最適化すれば、本当に必要なことに集中できます。

副業をスムーズに終わらせるには、ある程度の我慢は絶対に必要です。遊びたい気持ちやサボりたい気分をぐっと抑えて、仕事に集中できる状態を作り出しましょう。

生産技術エンジニアが副業を始める3つのメリット

生産技術エンジニアが副業を始めるメリットは、以下の3つです。

  1. やりたいことに挑戦できる
  2. 新しい知識や経験を得られる
  3. 人脈の拡大が狙える

1. やりたいことに挑戦できる

副業は、本業ではなかなかできない仕事に着手するチャンスです。新しい仕事への挑戦は自分の視野を広げ、キャリアパスの幅を広げるきっかけになります。

また自分の知識やスキルを活かした仕事に取り組み、成功体験を得られれば、モチベーションにもつながります。

少しでも興味を持てる仕事があれば、恐れずチャレンジしてみましょう。

2. 新しい知識や経験を得られる

副業は、新たな知識や経験を得られる絶好の機会です。本業では得られない経験が積めれば、今まで分からなかった業種への理解が深まり、人生の視野が広がります。

2023年のパーソル総合研究所の調査によると、副業実施者が感じたメリットのうち、もっとも多かったのが「視野の拡大」で30.4%でした。

副業で培った能力はその業種限定でなく、さまざまな方面で役立つ可能性があります。たとえば、営業力やコミュニケーション能力は、あらゆる職業で役立つスキルの代表格になります。

将来を踏まえて自分の世界を広げたい方ほど、積極的に副業にチャレンジすべきです。

3. 人脈の拡大が狙える

副業は、新たな人脈を広げるチャンスです。副業を始めると、本業では決してつながることのない人間と出会える可能性があります。

副業で得られた人脈は、思わぬところで仕事につながります。将来のキャリアを考えるならば、人脈形成のために副業を始めるのは、有効な選択肢の1つといえるでしょう。

生産技術エンジニアが副業を始める際の注意点3選

生産技術エンジニアが副業を始める際は、以下3つの事柄に注意してください。

  1. 本業の就業規定を確認する
  2. 本業に支障が出ないにスケジュール管理する
  3. 年間所得が20万円を超えたら確定申告する

1. 本業の就業規定を確認する

副業を始める前に、以下に挙げるような本業の会社の就業規定を確認しましょう。

  • 秘密保持義務
  • 競業禁止義務
  • 副業禁止規定

多くの企業では、副業に関する就業規定が設けられています。企業側で許可されていないにも関わらず副業をしてしまうと、最悪の場合、本業を懲戒解雇される危険性があります。

また気をつけたいのは、情報やノウハウの流出を防ぐために、秘密保持義務や競業禁止義務が定められているパターンです。これらが定められていると、同業他社の仕事は受けられません。

就業規則で副業に関する内容が明確に定まっていない場合は、人事部や上司に事前確認を行いましょう。

2. 本業に支障が出ないようにスケジュール管理する

副業をする際は、必ずスケジュール管理を徹底し、本業に支障が出ないよう努めてください。

生産技術エンジニアはFA業界のなかでも時間的拘束が厳しく、場合によっては不健全な時間調整(睡眠時間の削減など)をしなければ、副業がこなせない可能性があります。

睡眠不足は、体調不良や集中力の低下をもたらします。もし本業に支障が出るほど時間的拘束が厳しい場合、スケジュールや副業そのものを見直す必要が出てくるでしょう。

3. 年間所得が20万円を超えたら確定申告する

副業の年間所得が20万円を超えた場合、確定申告が必要です。所得とは、収入から必要経費を差し引いた金額を指します。

この所得が20万円を超過すると、所得税が発生します。所得税が発生するにも関わらず確定申告を怠ると、脱税となってしまうので注意してください。

また年間20万円以下でも「源泉徴収」されている場合は、確定申告した方が無難です。確定申告することで、源泉徴収の過払い分を還付金として取り戻せます。

基本的にエンジニア業務は源泉徴収対象外ですが、スキルを活かしたライター業は源泉徴収内なので覚えておきましょう。

【まとめ】副業を始めたい生産技術職の方はぜひロボカルに相談を

生産技術職は業務委託として出ている案件が少なく、副業として行うには厳しいのが現状です。ですが、生産技術職で培った経験やスキルを活かせば、次のような副業を始められます。

  1. CADオペレーターとしての副業案件
  2. 生産技術の知識を活かした技術ライター
  3. 製造業向けのオンライン講師
  4. 生産技術職向けのYouTubeチャンネル運営
  5. 生産技術の知識を活かしたハンドメイド製品の販売

副業を始めるうえで重要なのは、自分の持つスキルや実績を整理し、自分に適した副業を始めることです。ぜひ1度、自分のスキルや実績の棚卸しを行い、ポートフォリオを作成してみましょう。

ロボカルでは、自分のスキルや実績を整理する際のお手伝いもさせていただきます。専任のアドバイザーが、あなた自身の市場価値を客観的に評価し、最適かつ丁寧なアドバイスを行います。

副業を始めるうえでの相談であっても真摯に取り組ませていただきますので、ぜひお気軽に以下のリンクからご連絡ください。

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