機械設計はフルリモートで働ける?必要な3つのスキルや案件の探し方を解説

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ワークライフバランスや生産性の向上のため、フルリモートで働きたいと考える機械設計従事者も多いのではないでしょうか。とは言っても、フルリモート案件の有無や必要とされるスキルがわからないと、なかなか現実的には考えにくいですよね。

そこで、この記事では以下の内容について解説します。

  • 機械設計でフルリモートができる工程や分野
  • フルリモートで働ける雇用形態
  • メリット
  • 必要なスキル
  • フルリモート案件の探し方

フルリモートでの勤務に興味がある方には必読の内容となっているので、ぜひ最後までお読みください。

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機械設計でフルリモートができる工程や分野を紹介

機械設計の仕事をフルリモートでできるかどうかは、仕事の種類によって変わってきます。仕事の種類によっては実際に現場に行く必要があるためです。

こちらでは、フルリモートで働ける機械設計の仕事の種類について、以下の3つの項目から解説します。

  1. フルリモートができる「工程」
  2. フルリモートができる「分野」
  3. フルリモートができる「職種」

それぞれ詳しく確認していきましょう。

1. フルリモートができる「工程」とは

機械設計業務の中でも、以下のような上流工程は、PC上で完結するためフルリモートで対応できる可能性があります。

  • 要件定義
  • 基本設計
  • 詳細設計

実際に求人サイトでも「在宅勤務可」と明記された案件も存在します。上流工程の仕事は納品まで完全在宅で進行できるケースも増えているといえるでしょう。

一方で、組み立てや試運転などの下流工程では現場作業が必要なため、フルリモートは難しいのが現状です。設計後に実機での調整やトラブル対応が必要になる場合、物理的に現場に立ち会わなければ業務を進められません。また、セキュリティ面からCADデータの社外持ち出しを禁じる企業もあり、こうした制約がリモートワークのハードルになるケースもあります。

2. フルリモートができる「分野」とは

半導体製造装置や産業用ロボットといったFA(ファクトリーオートメーション)分野では、業務を完全在宅で完了できるケースがあります。実際、FA業界に特化した求人サイト「ロボカル」で紹介されている自動車・半導体向け装置の機械設計案件では、フルリモート案件が掲載されています。

一方、プラント設備や大型機械など、現地調整や現場立ち会いが必須な業種では、フルリモートが難しい場合が多いです。

3. フルリモートができる「職種」とは

フルリモート勤務に適した職種としては、CADオペレーターやCAE解析エンジニアなど、デジタル完結型の業務が挙げられます。たとえば、図面作成や修正作業が主な業務であるCADオペレーター職では、職場によっては完全在宅勤務が可能となっています。

ただし、機械設計エンジニア全体で見ると完全なフルリモートはまだまだ少ないのが現状です。多くは週に数日出社する「ハイブリッド勤務」が主流であり、企業との打ち合わせや緊急対応が求められる場面では、対面勤務も必要です。

【ケース別】機械設計でフルリモートができる働き方

「どんな働き方だとフルリモートで勤務が可能なの?」という方のために、こちらは雇用形態別に解説します。

  1. 業務委託・フリーランス
  2. 副業・複業
  3. 正社員

それぞれ詳しく確認していきましょう。

1. 業務委託・フリーランス

業務委託やフリーランスは、フルリモートで働きやすい雇用形態です。案件ごとに契約形態が決まるため、フルリモートで働ける案件を自分で選べます。

とくに上流工程を中心とした設計案件であれば、リモート中心で進められるケースが多いです。フルリモートで働きたい場合は、上流案件を受けられるスキルや経験を持ってから独立するのがおすすめです。

ただし、緊急対応やトラブル対応が必要になった場合に現場対応が求められることがあります。完全フルリモートを希望する場合は、仕様設計や基本設計といった上流工程に絞るなど、事前に業務範囲をよく確認していきましょう。

2. 副業・複業

副業として機械設計の在宅案件に取り組むエンジニアも増えています。副業や複業の場合、稼働可能時間が限られるため、在宅で仕事ができるフルリモート案件が非常に魅力的ですよね。

クラウドソーシングサービスや専門の案件マッチングサイトには、副業や複業に適した稼働時間かつフルリモートで働ける案件が掲載されていることがあるので、こまめにチェックしましょう。

基本的にはフリーランスと同様で、在宅しやすい工程や分野を選ぶことで、快適な副業スタイルを目指すケースが多いです。

3. 正社員

正社員としてのフルリモート勤務は現時点では難易度が高く、ほとんどの企業が週に数日出社する「ハイブリッド型」を採用しています。全く求人がないわけではないものの、完全在宅が可能な正社員求人はごく少数かつ高倍率であり、選考では高い専門性と豊富な実績が求められる傾向があります。

リモート環境の整備や業務効率の改善が進めば、正社員でもフルリモートがより一般的になる可能性はあるものの、現時点では柔軟な働き方を実現するには業務委託や副業の方が現実的な選択肢といえるでしょう。

機械設計をフルリモートで対応するメリット3選

「フルリモートで働くとどんなよいことがあるの?」という方のために、こちらではメリットを紹介します。

  1. 通勤ストレスから解放される
  2. 集中しやすい環境で作業できる
  3. ワークライフバランスがとりやすい

フルリモートでの勤務を検討するうえで非常に重要な内容なので、ぜひ確認してみてくださいね。それぞれ詳しく確認していきます。

1. 通勤ストレスから解放される

フルリモートで働く最大のメリットは、通勤からの開放でしょう。毎朝の満員電車や長時間の移動から解放されることで、身体的・精神的なストレスが大きく軽減されます。

通勤による疲労がない分、朝の時間を有効に使えたり、集中力を保ったまま業務に臨んだりできるようになるでしょう。また、通勤にかかる交通費など、経済的な負担が軽くなる点も魅力です。

これまで通勤に充てていた時間やお金を自己研鑽やリフレッシュに使えるようになるので、仕事の生産性や生活の満足度が高まります。

2. 集中しやすい環境で作業できる

自宅などの静かな環境では、職場にありがちな突発的な呼び出しや雑務に中断されることが少なく、業務に集中しやすくなります。特に設計業務は高い集中力が求められるため、周囲の雑音や会話を気にせずに作業に没頭できる環境は大きな利点です。

「オフィス勤務だと打ち合わせや他部署からの問い合わせで設計に集中できない」「1人の方が仕事が捗る」という方にとって、フルリモート勤務は非常に魅力的な選択肢でしょう。

3. ワークライフバランスがとりやすい

家庭や私生活と仕事のバランスを取りやすいのも、フルリモート勤務の大きな魅力です。たとえば、昼休憩の時間を自分の都合に合わせて調整したり、勤務時間を調整したりすることで平日昼間に銀行・病院・役所などの用事を済ませたりできます。

また、育児や介護など家庭内の事情を抱えている人にとっても、柔軟なスケジュールで仕事ができることは大きな安心材料になります。結果的に心身の負担が軽減され、長期的に安定した働き方を継続しやすくなる点が、フルリモート勤務の嬉しいポイントです。

フルリモートで機械設計エンジニアとして働くために必要な3つのスキル

「フルリモートで働きたいけど自分にもできるの?」と気になる方のために、フルリモートで機械設計エンジニアとして働くために必要なスキルを紹介します。

  1. 高度なツール操作スキル
  2. オンライン上のコミュニケーションスキル
  3. 自己管理能力

それぞれ詳しく確認していきましょう。

1. 高度なツール操作スキル

フルリモートで働くうえでは、高度なCADソフトの操作スキルが必要不可欠です。オフィスのようにすぐに周囲に質問できる環境がないため、作業中に発生するトラブルや不明点を自分で解決できるスキルが求められます。

また、在宅勤務では以下のような、環境構築に関する業務も自分で対応する必要があります。

  • ソフトウェアのインストール
  • ライセンス管理
  • セキュリティ設定
  • ネットワーク環境の整備

基本的なITリテラシーやトラブルシューティングの力も非常に重要です。とくにフルリモートを前提とした案件では即戦力が求められる傾向が強いので、自律的に業務を進められる設計スキルが前提とされています。

2. オンライン上のコミュニケーションスキル

リモート環境では、チャットやオンライン会議を活用して業務を進める必要があります。対面での細かな表情やニュアンスが伝わらない分、言葉で正確に意思疎通できる能力が問われるといえるでしょう。

とくに機械設計の現場では、寸法や仕様などの小さな違いが成果物に大きく影響するため、あいまいな表現を避け、明確な指示・報告ができることが重要です。

以下のような、リモート勤務で頻繁に使用するツールの操作に慣れておく必要もあります。

  • Zoom
  • Teams
  • Googleドキュメント
  • Googleスプレッドシート

フルリモート勤務をしたい方は、オンライン上でスムーズにコミュニケーションを行えるスキルをつけておきましょう。

3. 自己管理能力

在宅勤務では、勤務時間の管理やタスクの進行管理を自ら行う必要があります。オフィスでのように上司や同僚の目がないため、責任感を強く持ったり、進捗を可視化したりして、メリハリをつけながら働く力が必要です。

企業側も、フルリモート人材に対しては「自主的に行動できること」「アウトプットを安定して出せること」を重視していることが多いので、計画的に業務を進め、報連相を丁寧に行う姿勢が欠かせません。

フルリモートの機械設計案件を探す方法3選

「フルリモートの案件ってどこで見つけるの?」という方のために、こちらでは案件を探す時方法を紹介します。

  1. 機械設計専門エージェントを使う
  2. クラウドソーシングサイトを使う
  3. 求人サイトを使う

フルリモートでの勤務を検討している方は、こちらで紹介する方法を一度試して、自身に合った案件があるかどうかチェックしてみるのもよいでしょう。それぞれ詳しく確認していきます。

1. 機械設計専門エージェントを使う

フルリモートの案件を探すうえで、最も効率的かつ信頼性が高い方法が、機械設計分野に特化したエージェントを活用することです。専門エージェントは、業界の知識や企業とのつながりを持っているので、自分では見つけにくい好条件の案件に出会える可能性が高まります。

また、エージェントが業界用語や技術内容を理解しているため、希望条件のすり合わせや面談のサポートもスムーズです。なかでも、機械設計やロボットティーチングに特化した「ロボカル」は、フルリモート対応の高単価案件を扱っている実績もあります。

「確実に自身のスキルを活かせる案件を見つけたい」という方におすすめの方法です。

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2. クラウドソーシングサイトを使う

クラウドソーシングサイトには、在宅で対応可能な設計業務の案件が多数掲載されています。手軽に始められ、案件の種類や条件も幅広いため、初心者から上級者まで利用しやすいのが特長です。

代表的なサイトは、以下のとおりです。

案件の質や単価にはばらつきがあるため、自分のスキルと希望条件に見合った案件を見極めることが求められます。過去の依頼実績や発注者の評価をしっかり確認し、良質な案件を探しましょう。

まずは手軽に案件を獲得したい方におすすめです。

3. 求人サイトを使う

一般的な求人サイトでも「フルリモート」「在宅勤務」などのキーワードやフィルター機能を活用すれば、リモート可能な設計案件を探すことができます。案件数が多いため、自分に合った条件の求人を見つけやすいというメリットがあります。

代表的な求人サイトは以下のとおりです。

機械設計に特化していないので、自身のスキルや経験が活かせるかは、自分で精査する必要があります。「在宅勤務可」と記載されていても実際はハイブリッド勤務だったり、特定の条件付きの場合もあるため、求人票の詳細をしっかり読み込むことが重要です。

【まとめ】機械設計のフルリモート案件を探すなら「ロボカル」がおすすめ

機械設計でフルリモート勤務を目指すには、リモート対応が可能な工程や分野を見極めることはもちろん、必要なスキルや自己管理力を身につけ、適切な案件に出会うことが鍵となります。

なかでも、自分に合った働き方を見つけるためには「どこで案件を探すか」が非常に重要です。クラウドソーシングや求人サイトでも案件は見つかりますが、より確実に、自分のスキルや希望条件にマッチする案件を見つけたいなら、やはり専門エージェントの活用が有効です。

製造業エンジニアに特化した「ロボカル」では、機械設計・制御設計・ロボットティーチングなどに精通したスタッフが、希望に合った案件を丁寧に提案します。高単価案件やフルリモート対応のプロジェクトも多数掲載されているため、「今の働き方に疑問がある」「もっと柔軟に働きたい」と考えている方は、まずは一度ロボカルに相談してみてください。

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