ロボットティーチングの独立は難しい?年収や将来性・おすすめの資格を解説!

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ロボットティーチングの仕事で独立して年収アップを考えたいものの、「案件を継続的に獲得できる?」「必要なスキルを持っているかわからない」などの不安を抱えていませんか?

そこで本記事では、ロボットティーチングでの独立について詳しく解説します。独立後の案件獲得のコツ年収をアップする方法将来性の有無おすすめの資格も紹介します。

ぜひ本記事を最後まで読み、独立後の成功をイメージしつつ、独立に向けて準備を始めてみてください。

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ロボットティーチングで独立すれば年収アップが可能

ロボットティーチングで年収アップを目指したい方は、独立するのがおすすめです。

特に、エンジニアとしてスキルを向上させたいという強い意思のある方は、ロボットティーチングのような技術職で独立するのが向いています。

スキルを磨くほどに仕事をこなすスピードが上がったり、対応できる仕事の種類が増えたりするため、案件獲得数が増えて収入が上がる好循環が生まれるからです。会社から独立してスキルを磨き続ければ、年収1,000万円も夢ではありません。

なお、ロボットティーチングの年収に明確なデータはありませんが、携わる業種の平均年収は約520万円です。就職先のエンジニアリング会社によって異なるだけではなく、国内メーカーと外資系や海外メーカーで待遇も大きく異なります。

以下が、国税庁が発表している、ロボットティーチングが携わる業種別の平均給与です。

業種平均給与
化学工業568万円
金属機械工業545万円
製造業(その他の製造業)448万円
引用元:国税庁|1. 平均給与 〔業種別の平均給与〕
※給与所得者全体の情報であり、部署配属後の給与ではありません。

平均給与から考えると、年収1,000万円も狙える独立は十分に検討する価値があります。

しかし、初めての独立には、不安や心配がつきものです。独立直後に案件が獲得できるか不安な方や、営業が苦手でうまく交渉できるか心配な方はロボカルにお任せください。

スキルシートの添削や高単価な案件の紹介、営業活動の代行や税務サポートなど、あなたの独立を丁寧に支援いたします。独立を決意する前からの相談でもいいので、ぜひお気軽にご相談ください。

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ロボットティーチングの案件内容

ロボットティーチングの仕事内容は、産業用ロボットが現場の作業に適した動作を行うようにティーチング(教示)することです。ただし、一部の案件にはロボットティーチングだけではなく、機械設計制御設計が含まれることもあります。

例えば、以下のような案件もあるため、案件を探す際には案件内容を十分に確認しましょう。

案件内容の例:

  • 客先との打ち合わせ〜納品、現地支援まで
  • 制御設計〜現地デバッグ調整まで
  • ティーチング〜立ち上げまで

ロボットティーチングの案件で確認すべきポイントは、対象の産業ロボットが「どこで」「どのようなソフトウェア」使用されているかです。例えば産業用ロボットの設置場所が自動車か食品なのかで、求められる知識技能が異なるだけではなく、案件の報酬額にも影響を与えます。

また、案件で使用するソフトウェアやティーチングする機器のメーカーの確認も大切です。使用するソフトウェアに知見があれば案件を早く完了できたり、仕事のクオリティを上げたりすることで、依頼主から継続的な案件をもらえることもあるでしょう。

自分がどのような知識や技能を持っているかに応じて、仕事を探していくのが大切です。

ただし、初めて案件を探している方にとっては、自分のスキルや希望に合っているのか判別するのが難しく感じるでしょう。そのような時には、ロボカルを利用してみてください。

あなたの希望とスキルに合った案件を厳選することで、案件とのミスマッチを防ぎつつ収入アップのフォローをいたします。スキルシートの添削や営業活動の代行もいたしますので、お気軽にご相談ください。

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ロボットティーチングで独立する前に準備すべき3つのこと

ロボットティーチングで独立して成功するには、準備しておくべきこととして以下の3つがあります。

  1. 知識を整理する
  2. 営業の準備をする
  3. 起業の準備をする

いずれの内容も、独立後に案件をスムーズに獲得するための重要なポイントです。独立の準備をしている自分の姿をイメージしながら、それぞれの内容を確認してみてください。

1. 知識を整理する

今のあなたが使えるソフトウェアや、使った経験のある機器を書き出しましょう。例えばCADやPSR、YASKAWA YRCシリーズやFANUC協働ロボットなど、なるべく詳しく書き出すのがポイントです。書き出した数が多いほどさまざまな案件に応募しやすく、対応する力があることのアピールにもなります。

次は、メーカーごとに実施されている講習の受講歴を確認してください。もし受講歴がない場合は、積極的に受講するのがおすすめです。

例えば、下記のメーカーが開催する講習会に参加すれば、各メーカーのノウハウを細かく学べます。

加えて講習会への参加は、人脈を広げる場としても活用できます。

案件を獲得するためには、自分のスキルを整理することが必要不可欠です。自信がない場合は講習会なども活用して、能力を磨くようにしましょう。

2. 営業の準備をする

会社員との大きな違いは、自ら仕事(案件)を獲得する必要がある点です。待っていても仕事の依頼は来ないため、積極的に営業をしましょう。

営業時に必要なものは、実績を集めたポートフォリオです。

  • 複数の産業用ロボットを連携させるティーチングをした経験
  • 工場の生産ライン全体に関わるようなティーチングをした経験
  • 客先の要望に合わせて現地で細かくティーチングをした経験

など、具体的な実績を掲示できれば、魅力的なポートフォリオになります。

ポートフォリオの準備をした後は、クラウドソーシング求人サイトでアカウントを作成して営業できる場所を開拓しましょう。なお、サイトに登録する際は、ひとつだけではなく複数登録するのがおすすめです。複数のサイトに登録すると、さまざまな案件を確認して応募できるようになります。

最近では、SNSで案件を獲得できるケースも増えています。例えばX(旧:Twitter)で「ロボットティーチング 求人」と検索すると、求人に関するポスト(投稿)が表示されるのでチェックしてみてください。

ただし、SNSを使って案件に応募する際は、以前から使用しているアカウントを使うことはおすすめしません。企業によっては普段の投稿やリポストの内容から採用可否を検討する場合があるため、仕事用のアカウントを新たに作りましょう。

3. 起業の準備をする

起業の準備は、所属する会社に退職願を提出しただけでは終わりません。退職前と後のそれぞれで、やらなければならないことが数多くあります。

退職前には、退職準備(引き継ぎ)を丁寧に行いましょう。特に、退職後も現在の勤務先や取引先から案件を獲得しようと考えている方は、丁寧かつ慎重な引き継ぎが必要です。いい加減な引き継ぎをしてしまうと、勤務先や取引先から案件を獲得できないだけではなく、今後の営業活動にも悪影響を及ぼす可能性があります。

退職した後には開業届を税務署に提出するなど、事務的な手続きが必要です。例えば、開業届の作成時には、課税事業者か免税事業者のどちらで届け出るのか、インボイスに対応するのかなどを決める必要があります。

また、開業資金生活資金の確保も必要です。仕事用の車や道具(工具やパソコン)を揃えるには、多額の資金が必要になります。加えて独立してすぐに案件を獲得できるとは限らないため、ある程度の貯金があったほうが安心できるでしょう。

実際、独立直後に案件を継続的に獲得することは困難です。仕事をしながら営業を続けることは、あなたが想像しているよりも難しく、営業を続けても案件を獲得できる保証はありません。

そのような時には、ロボカルにお任せください。独立直後の案件獲得をフォローしたり、あなたに代わって営業活動や単価交渉を行ったりします。ロボカル経由であれば契約トラブルや支払トラブルの心配もありませんので、まずはお気軽にご連絡ください。

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ロボットティーチングでの独立後も継続的にすべき3つのこと

ロボットティーチングで独立した後、継続的にすべきことは以下の3つです。

  1. 知識を増やす
  2. 技術を磨く
  3. 営業を続ける

独立後に安定した収入を稼げるようになりたい方や、今の収入よりも多く稼ぎたい方は、それぞれの内容を参考にしてみてください。

1. 知識を増やす

最先端の技術に関する知識など、エンジニアとして日々学び続ける姿勢は大切です。加えて最先端の技術に詳しくなるメリットは、知識が増えるだけではありません。成長前や成長中の業種を知ることで、案件の獲得収入アップを狙えるからです。

成長前や成長中の業種では、案件の記載数が増えます。急な設備投資に伴う案件は、短納期かつ高単価な設定になりやすいのも特徴です。

例えば最近ではAIの進化が著しく、さまざまな業界でAIが活用されています。FA業界においても例外ではなく、今後はAIを搭載した産業用ロボットが多数派になるでしょう。

したがって、AIに関する知識があれば、AI搭載の産業用ロボットに対してティーチングを行えるなど、AIが関係する案件も問題なく受けられます。また、AIの導入が進む業種をいち早く知ることができれば、同業他社よりも早期に営業することで受注確率を上げることも可能です。

最先端の技術に関する知識情報を得るために、ニュース新聞を欠かさずにチェックする習慣を付けましょう。SNSやインターネットを使って、トレンドを確認するのもおすすめです。

2. 技術を磨く

独立後も継続して技術を磨くことは、案件の獲得数を増やすことや収入アップにつながります。技術を磨く方法は、ひとつの技術を使い続けること使える技術を増やすことの2つです。

ひとつの技術を使い続けると、作業の正確性やスピードが上がります。特にスピードが上がるメリットは大きく、処理できる案件が多くなるほど収入アップに直結するからです。

また、使える技術を増やすことも重要です。講習を受けたり資格を取得したりして作業範囲を広められれば「制御設計〜現地デバッグ調整まで」のような工程をまとめた案件も獲得できるようになり、単価アップを期待できます

他にも、講習会の参加資格の取得は、知識や技能の有無の客観的な証明としても効果的です。電気工事士のように一種と二種で取り扱える設備に差がある資格もあり、資格を所持していないと作業できない場合もあるので、常にスキルアップを心がけましょう。

3. 営業を続ける

独立後すぐに案件を獲得できたからと言って、営業活動をやめてはいけません。発注先が資金難に陥ったり、発注先を切り替えたりすれば、あなたへの発注がなくなるからです。したがって、案件を獲得しながら営業活動を続けましょう

営業する際のポイントは、長期案件短期案件をバランスよく獲得することです。

例えば、産業用ロボットをティーチングして正常な稼働を確認した後も、細かな微調整への対応や点検・整備などの仕事を獲得できれば、長期的かつ安定した収入源になります。加えて頻繁に客先へ訪問することで、客先からの信用を得やすくなり「新たなラインでこういうことをしたい」など新規案件の獲得を期待できるようになるからです。

そして短期案件を獲得すれば実績が増えるため、ポートフォリオの内容が充実して営業しやすくなります。関わる会社や人が多くなるほど、問い合わせが増加して案件の獲得数アップを期待できます。

SNSやクラウドソーシングサービスなどを活用して、積極的に案件を獲得していきましょう。

もし営業に苦手意識を感じている方は、ロボカルを利用してみてください。あなたのスキルセットに合わせて、ロボカルがマッチする企業への営業を行います。

契約の締結や検収条件の設定など、難しい交渉もロボカルがフォローいたします。ぜひ一度、ロボカルにご相談ください。

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ロボットティーチングでの独立に向けて取得したい資格2選

ロボットティーチングでの独立に向けて、取得しておきたい資格は以下の2つです。

  • 産業用ロボット特別教育インストラクター
  • ロボットSI検定(ロボットシステムインテグレータ検定)

取得するメリットや試験に関する情報も解説するので、ぜひ確認してみてください。

産業用ロボット特別教育インストラクター

現場での作業に必要なのは「産業用ロボットの教示(または検査)等の業務に係る特別教育」ですが、独立後の仕事の幅を広げるために「産業用ロボット特別教育インストラクター」の取得をおすすめします。

産業用ロボット特別教育インストラクターとは、ロボットティーチングを行う作業員に対して特別教育を行う際に必要な資格です。例えば、産業用ロボットを設置している会社の新入社員に対して、特別教育を行う講師になれます。

新入社員向けの特別教育を行う講師として複数の会社から仕事を受けられれば、毎年安定した収入源になるでしょう。また、新入社員向けであれば案件の獲得時期も予想しやすく案件が途切れる心配も少ないことがメリットです。

ただし、インストラクターになるための講習は特別教育と内容が異なることに加えて、下表のように受講に必要な日数や費用が異なるので注意してください。

インストラクター特別教育
日数4日間3日間
費用約10万円約4万円

中央労働災害防止協会が実施する産業用ロボット特別教育インストラクターの講習会は、東京公式ホームページ)と大阪公式ホームページ)で実施されています。実施時期は会場によって異なり、各回20名と定員も設けられているので、受講を考えている方は早めに申し込むのがおすすめです。

ロボットSI検定(ロボットシステムインテグレータ検定)

ロボットSI検定(ロボットシステムインテグレータ検定)は、ロボットティーチングに関する知識と技術があることを客観的に証明する資格としておすすめです。

2025年4月から新たに2つの区分を設けて、以下の4つに変更されています。取得できそうなものからチャレンジしてみましょう。

  • 新3級
  • 新2級(旧3級)
  • 新1級
  • SIエキスパート(旧2級)

また、本資格は厚生労働省の認定申請が予定されています。厚生労働省に認定されて認知度が上がれば、案件の応募条件に必須スキルとして加わる可能性もあります。

区分は4つと多めなので、計画的に受験するのが良いでしょう。例えば、独立の準備期間中に新3級や新2級を取得して、翌年以降にSIエキスパートを目指すなど、継続的に学ぶ機会として利用するのもおすすめです。

ロボットSI検定の試験には、筆記試験と実技試験があります。直近で開催予定の試験は2級(旧3級)で、試験予定の詳細は下表のとおりです。

2級(旧3級)
受付2025年4月1日〜6月6日17時
受験料筆記試験:10,000円
実技試験:40,000円
試験日筆記試験:2025年6月14日
実技試験:2025年7月 4日〜
※実技試験の日程は会場によって異なる
受験会場筆記試験:東京・愛知・大阪
実技試験:東京・愛知・大阪・兵庫
引用元:ロボットSI検定|受験案内

また、2025年2月に実施された2級(旧3級)の合格率は下表のとおりなので、受験を検討している方は参考にしてみてください。

2級(旧3級)の合格率
筆記試験92.6%
実技試験56.4%
最終結果52.5%
引用元:ロボットSI検定|受験結果

2025年度 SIエキスパート(旧2級)については、11月に実施予定です。SIエキスパート(旧2級)を受験する予定の方は、ロボットSI検定の公式ホームページをチェックしてください。

ロボットティーチングで独立して年収アップを目指そう!

人手不足の対策や作業効率の向上を目的に、産業用ロボットの需要は増え続けています。したがって、産業用ロボットを稼働させるのに必要なロボットティーチングは、将来性のある仕事です。

案件の数や報酬単価も増加傾向にあるため、独立しても十分な収入を得られる可能性を秘めています。今の年収に対して不満を感じている方は、独立して年収アップを目指しましょう。

しかし、独立直後に案件を見つけられるのか、不備なく契約を結べるのかなど、初めての独立には不安や心配が付きものです。そのような時には、ロボカルを利用してみてください。

営業が苦手な方には案件提案や単価交渉、独立直後で案件を獲得できるか不安な方にはスキルシートの添削や商談対策でフォローいたします。あなたの独立や年収アップを丁寧にサポートいたしますので、まずはお気軽にご連絡ください。

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