ベストロボット100 2022

ベストロボット No.16

ロボットの適用分野を拡大し、より効率的な社会を実現します。 東京ロボティクス株式会社

事業概要

近年、ロボットが活躍するフィールドがますます拡大しつつあります。工場のオートメーションは既に歴史が長いですが、倉庫や農場、オフィス、家庭に至るまで、ロボットが活躍する場が徐々に我々の生活空間に近づいています。我々の使命は、それをさらに加速させることで、効率的な社会を実現することです。

所在地 〒112-0005
東京都文京区水道1-12-15 白鳥橋三笠ビル2階
企業URL https://robotics.tokyo/ja/
導入事例

人型ロボット Torobo(トロボ)

Toroboは全身人型ロボットの産業応用の研究を加速するために開発されたロボットです。腕部と腰部の全関節にトルクセンサを装備することで高性能なインピーダンス制御や力制御が可能なため、人や環境、対象物と積極的な接触を伴うタスクの自動化や、機械学習の応用研究などに活用できます。

人型ロボット Toala(トアラ)

ToalaはToroboの普及版という位置付けのロボットです。Toroboと異なり関節トルクセンサは装備していませんが、電流値(外乱オブザーバ)に基づくトルク検知により接触停止や簡易なインピーダンス制御が可能です。双腕ロボットを活用した自動化をより実用に近い形で検証したいお客様向けです。

片腕式移動マニピュレータ Tolon(トロン)

Tolonは非対称の腕配置と全方位移動台車により、狭い場所でも作業が可能な使いやすい移動マニピュレータです。自律移動と画像認識を組み合わせたマニピュレーションを行う次世代自律ロボットの研究開発や、物流におけるマテハン作業、工場内短距離搬送、警備・見回り等を自動化するロボットアプリケーションの開発に力を発揮します。

東京ロボティクス株式会社

1東京ロボティクスは、どんな会社でしょうか?

東京ロボティクスは、『人間共存ロボット』の実現を目指す早稲田大学発のロボティクススタートアップです。私たちが目指す『人間共存ロボット』とは、製造現場だけでなく私生活を含めた様々な場面で、人に寄り添うロボットを指しております

2『Tolon』の開発背景を教えてください

現在販売されている製品は既製の移動ロボットとロボットアームを組み合わせたものがほとんどで、全身が統合的に設計された製品が少なく研究開発が捗らないという声が多くありました。
非対称の腕配置と全方位移動台車により、狭い場所でも作業が可能な移動マニピュレータ『Tolon』をリリースしました。
次世代自律ロボットの研究開発や、物流におけるマテハン作業、工場内短距離搬送、警備・見回り等を自動化するロボットアプリケーションの開発に力を発揮すると想定しております。

3『Tolon』の特徴を教えてください。

高い作業性
(床面0.1m~2.1mにリーチング可能)
(多くの作業が可能な6kg可搬)
多種多様な作業に十分な関節構成
ROS対応