ベストロボット100 2022

ベストロボット No.5

「Robot-Flex®」ロボットカバーならびに周辺機器用カバー 保護中: 株式会社 ナベル

事業概要

各分野で大活躍する産業ロボット用および協働用ロボットのカバーならびに周辺機器のカバー。
使用環境に適合した素材を選択し、最新の3D機器を用いること(Smart-form)で、複雑なロボットの動きに追随できるカバー設計が可能です。

所在地 〒518-0131
本社・三重工場 三重県伊賀市ゆめが丘7-2-3
企業URL https://www.bellows.co.jp/robot-flex/
導入事例

Robot-Flex®

1.独自の加工技術と特殊素材で製作した専用カバー
2.過酷な環境下からロボットを保護
3. 用途にあわせて多様な性能をラインナップ

協働用ロボットの特定のモデルでは、テックマンロボット、ユニバーサルロボット、ファナック、安川電機、三菱電機、デンソーウェーブの6社の協働ロボットに合わせたジャケットラインアップを揃えております。

マシンテンディング、溶接用、塗装用、ショットブラスト、鍛造用等で納入実績もございます。

保護中: 株式会社 ナベル 代表取締役社長 永井 規夫様

1ナベル様がなぜロボットジャケットを開発製造するようになったのでしょうか?

1972年カメラの蛇腹から、1998年必要な時に伸び不要な時に縮むもの、そして2005年機能的なカバーと、技術革新などで変遷する市場に対応すべく、弊社のドメイン(戦略領域)を同心円上に拡大してまいりました。2010年代になり世界中の展示会を回っている中で、従来の安全柵に囲われた産業用ロボットの時代から、人と隣り合わせで作業をする協働ロボットの時代に変貌していくのを感じ、ナベルが活躍できるチャンスであると捉えました。「お客様の要望に合わせて素材メーカーと協業しながらオリジナルな素材を開発し、それを製法する」というノウハウをぴったり活かすことができると仮説を立て、2018年から本格的にファクトリーオートメーション業界に参入しました。

2どのようなところで使われていますでしょうか?

Robot-Flexは産業用ロボットおよび協働ロボットのカバーです。ロボットの寿命や人との作業環境とロボットの寿命を確保します。
工作機械のカバーでは、キリコやクーラントの夥しく飛沫する加工室から、ベアリングを使用する駆動部のある機械室の環境を守る可動式カバーが弊社製品です。
半導体製造装置のクリーンルーム用蛇腹も製造工程の歩留まりを守る環境を作るカバーです。
ロボットのジャケットだけではなく、制御盤やティーチペンダント、配線、ハンド、力覚センサ等の部分カバーのジャケットも用意しております。

3貴社の強みを教えてください

蛇腹メーカーとして、素材の特性を吟味し、試験し、具体的にどの程度までジャケットの効果が出せるかを示すことができるところだと考えております。
現在、生地のラインアップとして、防塵・防水用、ブラスト用、塗装用、工作機械・産業機械用、溶接用、食品用の6種類を揃えていますが、それぞれの耐熱性や耐寒性、引張強度や耐薬性などを具体的な数値で示しています。
お客様に信頼していただくために、自社として責任を持って数値を公開しています。また、ロボットの動きの特性に合わせてジャケットを開発できるという特徴も持っています。既に、協働用ロボットの特定のモデルでは、テックマンロボット、ユニバーサルロボット、ファナック、安川電機、三菱電機、デンソーウェーブの6社の協働ロボットに合わせたジャケットラインアップを揃えております。上記各社様のウェブサイトホームページもご覧ください。