ベストロボット100 2022

ベストロボット No.61

創造と挑戦で世界文化の発展に貢献する IKOMAロボティック株式会社

事業概要

産業用ロボット周辺装置・各種FAシステム設計製造

所在地 〒708-0016 
岡山県 津山市戸島634-28
企業URL http://www.ikoma-rb.com/
導入事例

除草ロボット

車体両側の車輪と後方の車輪で雑草を掘り起こし、土壌から剥離させて枯死させます。

走行は方位センサーにより目標方位にあわせて走行し、前方の稲株センサーで稲株を検知して回避します。

自動車部品溶接ロボット

複数のロボットの協調動作により、生産性を向上します。複雑な形状の製品をクランプする治具もニーズに合わせて製作します。

ロボットスライダー

ロボットをスムーズに直線移動させる装置です。1軸だけではなく、2軸、3軸など種類も豊富です。

IKOMAロボティック株式会社 代表取締役社長 生駒徹志様

1IKOMAロボテック様の強みを教えてください。

当社のお客様は日本では北海道から沖縄まで、海外を含めるとアジア、カナダ、アメリカ、イギリス、フランス、ブラジルなど世界中にいらっしゃいます。2014年にはインドネシアに合弁会社を設立し、新工場も設立しました。近年ではインドネシア工場から研修生を迎え、技術者として育成することにも力を入れています。岡山県北にいながら日本全国、そして世界のものづくり現場を支えられるのも、当社の魅力です。

2除草ロボットの開発背景を教えてください。

消費者ニーズの多様化による低農薬志向環境への
負荷低減への取り組みなどにより無農薬、
減農薬米のニーズが増加したため

生産者も無農薬あるいは減農薬米の栽培に取り組んでおり、
合鴨農法もその手段の一つとして普及しています。

 しかし、合鴨農法は除草、害虫の防除効果が必ずしも安定しないことや、
アイガモの飼育に手間や費用がかかってしまうため
無人で除草を行う水田用除草ロボットの開発に着手しました。

3除草ロボットの効果を教えてください。

除草ロボットが走行することにより、

雑草が土壌から剥離され浮遊、枯死します。

走行後は水がにごるため、光合成を阻害し、

雑草の成長を抑制する効果もあります。