ベストロボット100 2022

ベストロボット No.30

お客様にとって唯一の存在でありたい 第一施設工業株式会社

事業概要

生産現場に不可欠なロボット。 現在はその活躍の場を医療や介護の領域にまで拡げ、進化を続けています。

当社のロボットサービスチームは株式会社安川電機とのアライアンスによって生まれ、現在は産業用ロボットのメンテナンスやティーチングのプロ集団として全国展開を進めています。

所在地 〒811-0123
福岡県糟屋郡新宮町上府北3丁目9番22号
企業URL https://www.daiichi-shisetsu.co.jp/
導入事例

先日の外観検査の自動化のお客様を一例にします。

導入後はどの製品機種でもセットしてから12分で完了するほど検査時間を50%ほど削減。
また、導入前は検査前のモーターを床置きしていたためスペースが埋まっていました。しかし、導入してからは床に溜めておく必要がなくなり、スペースを有効に使えるようになりました。

ロボットメンテナンス

産業用ロボットはその機能を発揮し続けるために、定期的なメンテナンスを行う必要があります。
メンテナンス軽視による不具合や危険を防ぐことは重要であり、当社の熟練したエンジニアが最適なメンテナンスサービスを提供します。

ロボットティーチング

ロボットを導入するには、周辺機器とリンクさせ、動作順序や作業姿勢を教え込むティーチングが必要です。
当社ではこの高度な技術を持つエンジニアを多数養成しており、on-lineはもちろん機種によってはoff-lineティーチングを行い、生産現場の稼働停止時間を最小限に抑えます。

第一施設工業株式会社 松村幸司 社長

1貴社の強み大事にしていることを教えてください。

ユーザーの希望をきっちり聞きだすこと。社内にSI人材を抱える大手企業を除けば、お客様はFAに不勉強な面がありがち。我々がきちんと耳を傾けて教育することから始める必要がある。
それには手間と時間を要するが、「お客様から様々なアイデアが出て、最終的に工場全体をどうしたいのかを導き出せる」ので結果として良いものを提供できる。

2貴社の提案するシステムについて教えてください。

近年は自社開発の基幹ソフトを利用して工場全体の自動化を提案しています。
MCS(Material Control System=自動搬送装置統合管理システム)と呼ぶ基幹ソフトを使えば、ユーザーはどこの会社製かを気にせず自動倉庫や搬送機をつなげてフレキシブルに搬送できる
MCSがあればどんなインターフェースでもつながる。
最適な設備を選べるので全体として設備投資額を抑えられ、本来のボトルネックも見えてくる。自動化が進まないのは何十億円もの投資になるマテハン大手の基幹システムを使おうとするからと考えております。

3第一施設工業様での今後の展望を教えてください。

物流革命を起こしますよ。新規事業はあと6つくらいやりたい。すべての事業が成功するわけではないが、少なくとも2本が軌道に乗れば5年で売上は10倍にしていきたい