ベストロボット No.6
“いい感じ“にモノをつかむソフトロボティクス 株式会社ブリヂストン ソフトロボティクスベンチャーズ
事業概要 | 当社はゴム素材の研究開発の知見を活かし、タイヤや油圧ホースの技術を適用したゴムチューブとそれを囲む高強度繊維のスリーブから構成されるラバーアクチュエーターの開発を行っています。 ヒトと協働することができる”柔らかいロボット”で、「安心・安全なヒト・モノの移動と動き」を支えるソフトロボティクス事業に挑戦しています。 | |
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所在地 | 〒104-0031 東京都中央区京橋1丁目7-2 | |
企業URL | https://www.bridgestone.co.jp/products/softrobotics/ | |
導入事例 | ①軽くて力持ち | |
株式会社ブリヂストン ソフトロボティクスベンチャーズ ご担当者様
- 1やわらかい分、つかむときに力が逃げてしまう。そのため把持力が弱く、重量のある物には対応しにくいのではないでしょうか?
「ハンドの仕様や対象物の形状にもよるが、しっかり包むようにつかむなら3kgや5kgでも持ち上げられる。指の先端でつまむ場合でも1.5kg程度なら把持できます」
タイヤやホースなどで培ったゴムの技術を応用したもので、「柔軟で対象物の形になじむが、人工筋肉なので力強さも兼ね備える。指先のグリップ力もあり、なんでも『いい感じ』につかめる」
- 2他に面白い使い方はございますか?
指が長く、柔軟で力も強い。ソフトロボットハンドならではの使い方が、複数個の把持。
シャンプーの詰め替え袋のような袋状の製品なら、長い指で複数個をハンド中央に寄せて、一度に把持できる。
こうした特徴を生かし、物流現場での日用品のピッキング向けなどに高く評価を受ける。
- 3今後の展望を教えてください
「タイヤは、車両と地面が接する唯一の部位。同じくロボットハンドは、ロボットが把持対象物に触れる唯一の部位。
ブリヂストンのコアコンピタンス(中核となる強み)を生かし、ソフトロボットハンドやラバーアクチュエーターを通じて産業界の課題解決に寄与したい」