ベストロボット No.50
鳥取から世界最先端の産業用ロボットをつくる 有限会社エイブル精機
事業概要 | 有限会社エイブル精機は、西日本を中心に産業用ロボットを設計・製作している会社です。主に自動車関係部品の自動化省力化機器が多く、最近は半導体、食品関係の装置の受注も増加しております。 | |
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所在地 | 〒683-0102 鳥取県米子市和田町1415-2 | |
企業URL | http://www.able-seiki.co.jp/ | |
導入事例 | レーザー刻印機、カシメ機、圧入機、画像検査機、電気特性検査機、インサート成形機など多種多様な実績を誇ります。 | |
6軸ロボットやスカラーロボットなどを使った装置も手がけており、少数精鋭ながら設計・加工・組み立て・制御・納品まで行う社内一貫体制が強みです。 | ||
中小企業ならではの、決断の速さが魅力! 技術開発に携わるうえで、この小回りの良さと開発スピードはモチベーションがあがるポイントです。 |
有限会社エイブル精機 代表取締役 西山靖夫様
- 1エイブル精機はどんな会社?
「世にないものをつくっている会社」です。この山陰地方で世界最先端の技術を持った機械をつくっているというのは、すごいことじゃないかなと思います。次々と新しいものが開発されている車やスマホを「製造するための機械」をつくっているんです。最新の製品をみなさんのお手元に届けるためには、我が社の技術はなくてはならないものだと思っています。社員はみんな慣れてしまって当たり前だと思っているかもしれないけれど、最先端の技術で「ものづくり」ができるというのは、やりがいがある仕事だと思いますね。
- 2社長の「ものづくり」への想いは?
米子は商業の街で、製造業など物を作る会社が少ないんです。ものづくりが好きでも、地方の企業を知らず都会に行ってしまう子もいます。もちろん、都会に行きたいという想いは否定しません。でも、鳥取が好きなのに、ものづくりを仕事にできる場所を知らずに諦めてしまう子がいるのも事実です。そんな子が一人でも多く地元に残れる環境を作ってあげたい、その想いで続けています。若手がいきいきと働ける場所をつくっていきたいですね。
また、外貨を集められる仕事は地元への貢献につながります。県外から仕事を持って帰ってきて、県内の企業と一緒に仕事をする。我が社の存在意義の一つだと思っています。
- 3働きやすさのために取り組んでいることは?
今、社内改革を始めています。会社側で決めてしまうのではなく、みんなで社内のシステムをつくっていくために、それぞれで休み方・働き方・仕事の進め方など考えを出し合っています。会社から一方的に押し付けるのではなく、みんなでつくっていく会社を目指しています。
最近では、ノー残業デーをつくったり、QCサークル活動といって、各グループで話し合って課題解決をしていく活動を始めました。自分たちの仕事でうまくいっていない部分をどうやったら改善できるか、みんなで考えているんです。部署ごとの困りごとをみんなで解決していく。一般的なことだとは思うんですが、今までできていなかった部分もあるので、町工場でも進めてやっていこうと挑戦しています。